【7月28日:状況報告】2016年07月31日

2016年07月31日

皆様からの本当にたくさんの祈りを頂き、また1つ奇跡を起こしました。皆様に支えられ、通常では考えられないほど、こんなに小さな体で一緒懸命に生きるため頑張ってくれております。皆様の祈りが今のすずかちゃんの命を奇跡的に繋いでおります。心からの感謝を申し上げます。

以下、両親からのメッセージです。

〈両親からのメッセージ〉
連日、連晩と極めて身勝手な私事のご報告ばかりをさせていただいておりますこと、本当に申し訳ございません。

先ほど、手術が終わりました。
(渡航前の治療プランには全く無かった手術です。)

手術そのものは、なんとか「成功」しました!
生きて、戻ってきてくれました。
世界で数事例しかない
【クアドロックス】という人工肺を付けました。

先生方のご尽力、すずかを想ってくださる皆様の強い祈りに深く深く感謝申し上げます。
生きる力を与えてくださいまして
本当にありがとうございます。

今しがた、娘と対面しました。
胸が大きく開胸され、そこから複数の管がでており、外部の機械に繋がれております。
胸の周りは血だらけで、開胸部分から
体内部と管が見えてる故、誠に恐縮ですが、今回は、写真掲載は控えさせていただけますとありがたく存じます。

人工呼吸器により口から管を通され、胸は大きく開胸され体内が見え、管を繋がれている1歳の小さな娘を見ると、お恥ずかしい話ですが感情のコントロールは非常に
難しく、胸が張り裂け、涙を堪えることが難しいです。
当たり前からあまりにもかけ離れた状態に娘をさせてしまっている自分達の無力さ罪深さに失望すると共に、体重6キロしかない瘦せ細った身体で、身体中に管を繋がれてもそれでも生きようとしてくれている、すずかにどうか奇跡を。とひたすらに、
私達の命なら今すぐ差し出すので、どうかすずかに生きる未来を。とただひたすらに願うばかりです。

次は、また試練がございます。
術後のコントロールです。
世界でも数例しかない手術であり、現在複雑な状態で複雑な機械に繋がれており、予測は不可能で、急激な何かが起きる可能性もあると言われております。

ここから機械が上手く働いてくれて安定し、心臓と肺が元気になる必要があります。
それはあくまで、未知数であると言われております。

その経過を見て、
【肺移植】か【心肺同時移植】かまたは、【移植適合外】かを判断するとのことです。

すずかは、もうここまでいくつも奇跡を起こしてきてくれました。
前例が無いと言われ無理だと言われ危険だと言われても、全てを越えてきてくれて今この瞬間も、アメリカで小さな命を燃やして闘ってくれております。
何としても生にしがみつき、叶えてみせます。

私達は、すずかの親として、すずかの生命力となれるよう、必ず奇跡が実るよう、全てを捧げます。
大変、身勝手な厚かましいお願いばかりで誠に恐縮ですが、
どうか、すずかの体調が改善し、移植登録申請を通過し、1秒でも早くドナー様と巡り合わせていただくご縁を授かれますよう、
何卒引き続き、さやかの分も、命をかけて挑んでいるすずかの生きる未来を祈っていただけますと、非常にありがたく存じます。
試練続きのご報告ばかりで誠に恐縮ですが、何卒引き続きのあたたかいご支援のほどよろしくお願い申し上げます。

金田誠博 香織