いつも、すずかの未来に想いを重ねてくださる皆様、本当にありがとうございます。
長文に加え、少し専門的な文言も入り、
読みにくい点あるかと存じますが、どうかご一読願えますとありがたく存じます。
こちらは、現在8月15日PM7時になります。
今朝、すずかの容態が急変しました。
緊急心肺蘇生を30分ほどして、
何とか一命は現時点で取り止めましたが、全く予断を許さない状況です。
これから72時間、3日間あたりが非常に大きな山場とのことです。
急変の原因として当初は、「人工肺の血管チューブ」に血栓が急に発生し、血液循環不能になった事が原因と聞きましたが、
どうやらそうではなく
心臓(右心室の収縮力)に突然異常が起き
、ほとんど収縮しなくなったそうです。
装着していた「人工肺(クアドロックス)」には、人工補助心臓と違い、ポンプ機能(自動収縮機能)はありません。
よって、すずかは「自分の心臓の収縮力で血液を肺(現在は人工肺)や全身」に送っていました。
右心室は肺(人工肺)に血液を送る役割がありますが、ここが突然、自力で収縮しなくなり、血液循環が不能になってしまったことが原因ではないかとのことです。
これにより、現時点では移植どうこうの状況ではないということで、本来なら今日に【アクティブ群(ドナー様が現れて下さったら移植対象になるリスト)】に
登録予定でしたが、全て一旦中止とのことです。
今回の原因が【心臓】である見方が強いことより、そもそも【肺移植】のみでは厳しいとの見解に変わったそうです。
そうなると【心肺同時移植】を検討することになるのですが、
それに加えて、今回の事態により、
酸素が脳と全身に回らなかった時間があることより、
【脳・肝臓・腎臓といった他臓器への大きなダメージ】が想定され、昨日までの状態に回復できる保証はなく、その状態によっては【移植対象外】になることも考えられるとのことです。
脳へのダメージは、動作から「てんかん」の症状が見えているとのことです。
どこまで治療するかを含めて、考えていてほしいとも言われており、かなり深刻な状態であります。
移植登録に再度登録できるか、対象外になるかの判断はここ「3日間の状態で決めたい」とのことです。
全力で改善に取り組むがどうなるかは、
今朝の事態のように、全く読めないとのことです。
【すずかの現状】
*右心室の収縮機能を補助する機械を、
新たに装着しました。(人工心肺装置のエクモでは無いが、機能的には近い)
*元から弱っている左心室(全身に血液を送る役割)は、引き続き強心剤を投与しています。最近は減らしていたのですが、再度増えました。
*脳のCT検査結果、現時刻までの脳波においては、目立った出血や「てんかんの傾向」は無いとのことですが、本来はMRIをしたかったらしく細部まではわからないので、これから72時間脳波や動作を確認するとのことです。(MRIが出来ないのは、すずかの体内に人工肺の為の金属が入っているからとのことです。)
*腎臓、肝臓の機能は血液検査結果大丈夫とのこと。尿も出ている。
しかし、異常が起きる可能性もあるので、これから3日間は慎重に血液検査を繰り返すとのことです。
*再び人工呼吸器装着となりました。
加えて、
体温を下げて全身の活動レベルを下げ、
安静状態を保つようにしています。
今は、鎮静剤により眠っています。
今回の事態が起きた後、鎮静剤が切れたのか本人は動いて私達の手を握ってくれ、少しですが目を開けて私達を見てくれました。
だからどうしてもどうしても諦められることはできません。
最難関渡航移植に挑戦していることは重々承知している上、すずかはとんでもないぐらい頑張っています。
だから、絶対に諦められません。
必ず奇跡は起きます。
どうかこれからの【72時間】で回復傾向に向かうことを、奇跡を信じて祈るばかりです。
本来なら【アクティブ群登録】という
前進のご報告をさせていただくべき日に、
良くないご報告をさせていただく事態になってしまったこと、とても辛く感じております。
大変身勝手は重々承知しておりますが、
何卒、【奇跡が必ず起きること】を
共に強く祈っていただけますとありがたく存じます。
取り急ぎ現状報告になります。
乱文、長文であることどうかお許し願います。
金田誠博 香織