【1年】2016年10月29日

2016年10月29日

娘すずかの回復を祈ってくださり、
力強くご支援してくださり、本当にありがとうございます。

本日10月29日は、すずかと双子で妹のさやかの
「1周忌」になります。

さやかが亡くなった同日、私達は病理検査/研究の為、 「さやかの心肺」を提供する事に承諾しました。
極めて症例が少なく打つ手が無いほどの難病の解明に少しでもお役に立てるなら、それで未来に救われるお子様とご家族様が1人でもいらっしゃるなら。という思いでした。
(さやかは、脳死ではなかった為、ドナーとしての提供は叶いませんでした。)

「悲しみや苦しみ」の大体は、時間の経過が小さくして流してくれると聞きますが、それはあくまで大体であり、とても小さくならない、小さくすることは出来ない、時間の経過と共に、より増してくる大きくなる「悲しみや苦しみ」があることを、娘さやかを亡くして知りました。

その感情を言葉では表すことは、とても難しいです。
命に代えても守ると誓ったのに、守れませんでした。
さやかへの贖罪は、私達の一生をかけてもとても足りません。
家族4人で初めて一緒に眠った日が、さやかが亡くなり家に帰ってきた一年前の今日でした。
今でも、夢であって欲しいと切に願いますし、
私達の命を差し出すので、生き返らせて欲しいとばかり、毎日思います。

最愛の小さな大切な娘を亡くした悲しみ苦しみは
耐え難く、私達の限界を遥かに超えていました。
しかし、さやかが亡くなった後すぐに、すずかが同じ病状で急激に進行し始め、 同じ道を辿ると告げられました。
地獄でした。すずかまでと考えた時、
最早私達も生きていけなくなることは明白でした。
でも、すずかは今日生きてくれています。
皆様に導いていただきました。
本当にありがとうございます。

私達自身が現在アメリカに居る為に、
1周忌に何もしてあげられず、さやかに怒られますが、「今日は」ではなく、「今日も」さやかはすずかと一緒にいてくれますので、病室ではありますが、すずかさやかドナー様とともに家族で過ごしております。

すずかの容態は、依然まだまだ厳しくありますが、ドナー様と力を合わせて頑張ってくれており、ほんの少しずつ前進してくれております。
さやかが、きっと今日も強く守ってくれてるんだと思います。
3人で力を合わせて、必ず回復してくれると
信じきっています。

私達に今日を与えてくださる皆様、
すずかさやかを懸命に治療してくださる医療関係者皆様。
本当にありがとうございます。

何としても頑張ります。

金田誠博 香織

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