約16時間という大手術を乗り越えてくれたすずかちゃんですが、容態がまだ安定しない為、つきっきりとなっている両親に代わり、すずかちゃんの現状をご報告させていただきます。
「人工心肺装置」を装着して移植手術を実施した影響で、手術以降「腎臓」が、ほとんど機能しなくなっています。
現在、尿が出ず体内に水分が溜まり続け全身が浮腫みが出ていることから、水分を出す為に人工透析を始めております。
現状では、拒絶反応はじめ肺機能具合について、現段階で正確な判断は出来ないとのことです。
移植前の病態によって、術後の回復具合やリスクも異なるのですが、すずかちゃんの移植前病態は、非常に重篤でありました。(小さな子供に対して人工肺を装着した状態での両肺移植は、今回のすずかちゃんが初めてのケースでした。)
加えて、「肺」という臓器は他の臓器と比べても繊細で、手術自体から術後管理まで全てが難しく、病院様にとっても未知の部分があり、まだこれから様々な壁を乗り越えていく必要があるとのことです。
本活動開始前より幾度も言われてきました「今までの海外渡航移植の中でも一番難しい例になる」という事実を、またここでも痛感する次第でございます。
しかし、今回も必ず乗り越えてくれます。この苦しい時を越えて、すずかちゃん、ドナー様、さやかちゃん3人の命は、絶対に明るい未来に繋がっていくと確信しております。
大変厚かましいお願いばかりで恐縮ではございますが、どうか引き続きあたたかいお心添え賜れますと、ありがたく存じます。
すずかちゃんを救う会一同