【8月3日:状況報告】2016年08月03日

2016年08月03日

アメリカに到着以降も、大きく強いお心添え本当にありがとうございます。

こちらは、現在8月2日PM8時でございます。

長文になってしまい非常に恐縮ではございますが、
人工肺術後の中間経過報告と今後のことをお伝えさせていただきたく存じます。

術後、肺から出血が見られていることから、
本日、「気管支鏡検査」という検査を実施致しました。正確な原因は、まだわかりませんが重篤では無さそうです。

「てんかん症状」(すずかの無意識動作において)の疑いが見られたらしいのですが、
CT検査や2日間の脳波検査、それに伴う何回かの動作確認では、異常なしとのことでした。

人工肺装着以降、上記2点以外は、比較的安定しているということで、本日、一つ嬉しいことがおきました。
【人工呼吸器の管を、つい先ほど外しました!抜管といいます。渡航時には、想像も出来ませんでした。】

この状態で何とか安定してくれれば、意識を取り戻し口から栄養を取れます。
現在、極めて栄養失調状態にある、すずかにとって、命をかけた移植手術を乗り越える為には、
栄養状態回復、つまり体力を少しでも回復させることは極めて重要ということらしいです。

7月18日に、日本で人工呼吸器を挿管して以来、
目を開けて意識を取り戻すことになるので、
最初は混乱してパニックになることが想定されますが、
何としても【運命の日】に辿りつき、すずかの未来を絶対に掴むために、引き続き、24時間付きっきりで、すずかの体力回復・精神状態安定に全力を尽くします。

このまま現地時間3日水曜日まで安定していれば、移植申請を水曜日午前に院内稟議にかけるとの事です。
そこで存在しうる選択肢は3つだと告げられました。
【1,肺移植 2,心肺同時移植 3,移植不可】

その稟議で【移植要】という形で満場一致すれば、移植申請する流れらしいです。
ポイントは2つ。

1, 肺を変えれば、本当に心臓は回復するのか。
→すずかは生まれて以来、肺の病気の影響で、
心臓が頑張り過ぎるぐらい頑張り続けてきているため、果たして心臓が回復するのかが不透明。
心臓が回復しなきゃ、肺だけを移植しても意味が無い。
その他の判断材料である重要臓器となる肝臓・腎臓は、大丈夫。

2, すずかの栄養状態の改善
→移植に耐え得る体力は、今のすずかにはまだ足りない。抜管による口からの栄養補給で、短期間の内にどこまで、回復できるか。

この2点が議題のメインであるとのことです。

よって、抜管した今から3日水曜日までの経過が非常に重要になってくる見通しです。
まだ本人は眠ったままで、
色々な数値など不安定で非常に心配ではありますが、きっと全て最良の結末に向かうための過程なんだと確信しています。

8月3日(日本時間で3日24時ぐらいまで)は、今後の道を決める上で、
【極めて重要なターニングポイントの日】になるかと存じます。

どうか、【移植会議の決定内容】と【抜管後のすずかの体調安定、回復】を引き続き一緒に強く祈っていただけますと、この上なくありがたく存じます。

いつも、皆様に対してお願いばかり申し上げております大変な無礼身勝手、誠に申し訳ございません。
文面だけでの感謝御礼となってしまっておりますことも、重ねてお詫び申し上げます。

みなさまに導いていただいております今日に、
深く心から感謝しております。
明日の希望にかけて、今日をアメリカで過ごさせていただけること、本当にありがとうございます。

大変身勝手厚かましいお願いで誠に恐縮ではございますか、
何卒、どうか引き続きお力添えのほど、よろしくお願い申し上げます。

金田誠博 香織

すずか